金の偽延べ板、質店が換金 業者に注意喚起 大阪

http://www.asahi.com/national/update/0417/OSK200704170050.html?ref=rss

大阪市内で昨年暮れ、偽の金の延べ板(1キロ)計3点が質店に持ち込まれ、換金されていたことが大阪府警の調べでわかった。延べ板には金の比重に極めて近い金属がはめ込まれ、その上を純金で覆った精巧なつくりだった。通常の鑑定では見破れないことから、金の取扱業者の団体が全国の業者に注意を呼びかけている。府警は大規模で組織的な偽造グループが介在しているとみて詐欺容疑で捜査を始めた。
 延べ板には、世界中で流通している「SWISS BANK CORPORATION」の刻印があり、形状も本物そっくりだった。中には金の比重に極めて近いタングステンの黒い塊(873グラム)があり、その上を純金(127グラム)で覆っていた。エックス線鑑定機や電気抵抗を調べる導電率計でも金と判定されるという。ただ、流通している延べ板に比べ、表面が鏡のように光ったり、刻印がぼやけたりしている特徴があるという。

タングステンが1kg=32,000円くらいと金127g→312,500円(1g=2,500円)で材料費は33万円くらいか。
でも、作るのが結構大変そうだし、刻印も作らないといけないし意外と手間暇が掛かっていますね。
貴金属の知識がある人がやった犯行ですね。