カセイソーダ１０トン、川に流出 魚大量死
１９日午前６時半ごろ、兵庫県明石市大久保町西脇の赤根川に魚の死骸（しがい）が大量に浮いているのを通行人が見つけ、１１０番した。フナやコイ、ウナギなど魚約３００匹が死んでおり、水が茶色に変色していた。
明石市の調べで、上流にある飲料メーカー、近畿コカ・コーラプロダクツの明石工場でタンクから劇物のカセイソーダ（水酸化ナトリウム）約１０トンが流出していたことが判明。同社は１８日夕、流出に気付いたが、警察に通報したのは１９日朝だった。
カセイソーダは強アルカリ性で、劇毒物法は劇物に指定。明石署は「通報の遅れは残念」と話しており、市は再発防止を申し入れた。周辺住民に影響はないという。
同社などによると、カセイソーダはペットボトルの洗浄液を中和するために使用。工場の屋上に設置したタンクに亀裂が入り、雨どい伝いに川に流れ出たという。
苛性ソーダ10トンはやばいだろ。もっと早く気が付くだろう。
